幽霊が抱えた悩みを・・・「君にさよならを言わない」


事故をきっかけに幽霊が見えるようになった高校生「須玉 明」

ある日、初恋相手の「桃香」が明の前に現れます。
そして、彼女を成仏させるために明は彼女がやり残した未練を果たすために行動します。

っていう物語が描かれていると思ったのですがこれは物語の1幕で、この作品は幽霊が見えるようになった明が色んな幽霊を成仏させるために幽霊に協力する物語。

1話、1話は短い短編ですが毎回、ホロッと泣ける物語が描かれています。
時には恋物語だったり友情だったりと色々。

非常に読みやすくてあっという間に読み上げてしまいました。

明の義理の妹「柚」が明に明らかな好意を持っていることがなんともラノベっぽいなぁと思っていたら電撃文庫の「Astral」という作品を加筆・修正した作品らしく、説明を読んでなるほど納得といった感じです。

なのでカテゴリをラノベ感想にしようかとも思いましたが、タイトルを変えて一般小説として出しているので小説感想にしました。

初恋との再会「珈琲店タレーランの事件簿5」


正直、もう出ないのかなと思っていました。
なにせ4巻が出たのが昨年の2月頃・・・・・・コミカライズは出ているのに原作の新刊はもう出ないのか?というふうに考えていたので書店で見かけたときは嬉しくてすぐ買ってしまいました。

今回はアオヤマが物語の中心人物。
彼がコーヒーを好きになった原因と初めて恋をした相手と11年ぶりに再開を果たします。

11年前は中学生でイジメられているわけではないけどクラスに馴染むことができなかったアオヤマ、そんな彼を助けてkれた年上の女性に助けられるのですがこれをキッカケにアオヤマはコーヒーを追求するようになるようです。

ですが11年という歳月は色々と変化が起きています。
再開した初恋の人にも悩みがあり・・・・・・11年前に自分を助けてくれた彼女を今度は自分が助けてあげたい、そんな思いでアオヤマは彼女を助けようとします。

源氏物語を中心として展開されていくのですが源氏物語を知っていると今回の謎が解けるのかな?
ちなみに私はさっぱりわかりませんでした。

ラストには本編とはちょっと違う特別編が収録。
タレーランのアップルパイを美味しくないという夫と何度もアップルパイを夫に食べさせる妻。
円満に進んでいたと思われた夫婦でしたが突然、離婚を突きつけられる夫。

アップルパイがキーとなるライトミステリー。
こんなエピソードもたまには読んでみたいなと思ってしまいます。

6巻は是非早く出して欲しいですね。

カミーユ・ヴェルーヴェン最後の3日間「傷だらけのカミーユ」


カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ完結編となる本作・・・・・・ああ、今回で完結なのかと書店の帯を見たときには残念な気持ちとタイトルに主人公の名前が入っているのも気になってしまいました。

「悲しみのイレーヌ」で最愛の人、イレーヌを失い、「その女アレックス」でイレーヌを失った悲しみを背負いながらも事件解決に奔走したカミーユ。

完結編である今作では「アンヌ」という恋人ができています。
しかし、その彼女であるアンヌが強盗事件に巻き込まれ、重傷を負ってしまいます。

アンヌが重傷を負ったことを知ったカミーユは上司を騙して自ら事件担当になるカミーユ。

ですが、中々見つからない犯人。

被害者である恋人にどう言葉をかければ良いのか・・・

部下のルイに自身の行動を怪しまれたりと少しづつ追い込まれていきます。

カミーユ、アンヌ、そして犯人の視点で進む物語。
やはり今回も後半は驚きの展開が待っていました。

意外な犯人。

アンヌという人間。

悲しみのイレーヌ、その女アレックスと過去の作品同様に女性が物語に大きく影響しています。

正直なところ本作で完結せずにまた続編出して欲しいというのが本音。
とはいえ物語の完結を読むと難しいかなとも思えてしまう内容だったのが残念。

ピエール作品は毎回クライマックスが気になりすぎて一気に読んでしまいますが本作でも変わらず。
次回作が楽しみです。

そして、三部作として完結したのだから是非、映画化してほしいなと思います。

ケーキバカ女子と冷酷王子のちょっとおカシな推理小説「ケーキ王子の名推理(スペシャリテ)」


先日、感想を書いた、ぼくは明日、昨日のきみとデートするの著者七月先生の作品。

どちらも面白い作品ですが個人的にはこちらの方が好みの作品だったりします。

彼氏にフラレたケーキ大好き女子高生「未羽」が訪れたケーキ屋でパティシエ修行に励むイケメン「颯人」と出会いますが颯人はとある出来事から女子が大嫌い、どんな女子にも冷たくあしらうことから冷酷王子と呼ばれるほど。でも、ファンクラブがあったりと人気はあるみたいです。

学校でまともに話したことがない二人ですがこのケーキ屋での出会いで少しだけ関わるようになっていきます。
颯人と話したり、一緒に食事に行ったり、それを学校の生徒に見られたりでトラブルに巻き込まれたりもする未羽。
そんな中、颯人はケーキから色んな推理を発揮して問題事を解決に導いていきます。

名推理とは書いていますが推理の解説自体は結構あっさりしていて、どちらかというと未羽の視点での文章や二人の会話が面白いです。

颯人のパティシエとしての師匠なんかも登場。あえて、さりげなく伏線を入れていて気になってしまうところもあったりと、是非2巻が読みたいです。

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」


俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件の作者、七月先生の小説。

ラノベ以外も書いていると知りませんでした。
で、映画も年末に公開されるそうでどんな作品なのか気になって購入したのですが、まず思ったことはコレはラブコメではない・・・まあ、タイトルからしてラブコメっぽい要素は感じられませんでしたが(笑)

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件のような作品を書く人がこんな純愛小説を書くのかと思ってしまいました。

主人公「南山 高寿」が一目惚れした女性「福寿 愛美」に告白して付き合うことになり初めての恋愛を楽しむのですが・・・・・・
愛美には高寿に明かしていない秘密があります。

タイトルから愛美に関して色々と予想はしてみたものの見事にハズレました。
まあ、推理小説や漫画で犯人を特定できたことがない私がそう簡単に秘密を解けるハズもないのですが(泣)

帯に書いてありましたがこれは確かに切ないラブストーリー。
絆が深まれば深まるほど・・・・・・

読み返すと最初に見えなかったヒロインの心情が見えてくるようなストーリーです。

二人の会話なんか、初々しさ全開。
なんかバクマン。の最高と亜豆のようだななんて思ってしまったり。

そんな初々しい会話を実写映画ではどのように演じられるのか楽しみではありますが、七月先生の別の作品もまた読んでみたいなと思ってしまいました。

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