13歳、新しい春を向かえる完結3巻「千と万」
久しぶりの新刊・・・そして最終巻。
で、何かドラマチックなことが起こるかと思いきや特にそんなことは起こらず・・・日常的なことが淡々と最後まで描かれています。
ですが詩万にとっては嬉しいこととショッキングなことが訪れます。
ショッキングなことは失恋。自分からは何もアクションを起こしていた訳でものないので他の女子とくっつくなんてことはおかしなことではありませんが、しっかりとショックを受けてポロポロと詩万の瞳から涙が止まりません。
そういったこと全部わかった上でも早く元に戻って欲しいと思ってくれる友達がいるのは詩万にとってはかけがえのない友達なのかもしれません。
詩万にとって嬉しいこと・・・ようやく13歳になること。
一つ年をとることに喜ぶ詩万。それだけではなくケーキやプレゼント、ご飯に浮かれ気分を全く隠す気がありません。
背伸びしているように見えるところがあってもまだまだ子供って感じですね。
そして、13歳になって中学2年になる詩万。
こちらでも後輩ができたことでちょっとできる先輩を演じようとしているところが笑えますが・・・・・・
彼女の背伸びはあっという間に崩れてしまいます。
帰宅部である詩万にとって先輩と呼ばれることはありません(笑)
ですが中学2年になった詩万に大きなイベントがもう一つ。
詩万というより家にと言ったほうが正しいのでしょうが・・・
千広が車(中古)を購入。
車を購入したことで色々な場所へ足を伸ばせるようになった千広と詩万。
車の購入は家族の一大イベントな気がしますがそんな感じで今までで一番日常感を感じてしまった最終巻でした。
もう少しその後のエピソードも読んでみたかったですね。
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