ちびかまな16巻「はたらく魔王さま!」
今回は真奥や恵美が活躍しない巻。
真奥は現在も正社員登用研修を受けています。
が、環境は変わってきており、ヴィラ・ローザ笹塚の彼の部屋には真奥ただ一人となってしまっています。
アラス・ラムスとの約束を果たすためエンテ・イスラで準備を進めていくために芦屋や漆原はエンテ・イスラを主な拠点として活動しています。悪魔の頭角とも思えない、なんとも情けない魔王の姿が(笑)まあ、一応アシエスが真奥から離れられないため完全に一人という訳ではないのですが・・・・・・今回はそのアシエスによってちょっとした騒動が起きてしまいます。
物語の時期的にバレンタインの辺りらしく正社員登用研修で同じ研修生の子からチョコをもらった真奥。それを見ていたアシエスが千穂や鈴乃に漏らしてしまい真奥が忙しくて渡す予定がなかった千穂も巻き込まれてしまいます。
そんなバレンタイン騒動(?)が起きている中、4つの内の2つの大魔王の遺産が見つかります。
急な展開ではあるように思えますがこれで残る遺産が2つ、場所が不明なのはその内1つ。
鈴乃たちはすでに場所がわかっている遺産、アドラメレキヌスの魔槍をどうやって手にするかの対策を練り始めます。
そしてライラの手引きで魔槍が置かれている北大陸のトップ「ディン・デム・ウルス」と魔槍を借りるための交渉を行います。
初対面であるはずのディン・デム・ウルスにちびかまと呼ばれる鈴乃。彼女の背がもう少し大きければそんな呼び名にはなっていなかったでしょうけど(笑)ここでアルバートの北大陸での評価もわかるのですが魔王を討伐した勇者一行の一人であるはずの彼はここでは決して立場が良いわけではないようです。
そこでディン・デム・ウルスの推薦でジルガという儀式に参加できるようになります。
しかし、ジルガに参加するにしてもそれに適した人物がエンテ・イスラにいたメンバーから出ず・・・・・・
最終的に適任として鈴乃が推したのは千穂でした。
千穂に相談した結果、彼女はジルガに参加します。が・・・・・・
この時点では真奥と恵美はこの事を知りません。
どうせ話せば反対する、遺産の回収という作業で二人ができることはないと蚊帳の外に置かれてしまいます。
そう、今回の主役は千穂です。
ジルガに参加し活躍をするのですがそこで鈴乃たちの計画から大きく外れる出来事が起きます。
結局、その起きた事象について誰も説明がつけられず。
この事象には真奥も驚きを隠せません。
結果的には当時の目論見以上の結果を得たようにも思えます。
そんな千穂の活躍を近くで見させられた真奥と恵美。ディン・デム・ウルスから二人は千穂という人間を見くびっていると指摘されてしまいます。エンテ・イスラの問題に極力、関わらせようとしなかった二人に対して、なんとか役に立とうとしていた千穂。その機会がジルガという儀式で訪れたわけですね。
新たな一歩を進めた千穂。
が、バレンタイン騒動は終わっていません(笑)なんと、悪魔たち日本のバレンタインの習慣が千穂から伝わります。
魔王、大量のチョコを悪魔達から受け取ります。魔王のモテ期到来(?)
ちなみにこのエピソードのサブタイが「女子高生、少しだけ世界を変える」ですが最初、ジルガを通してかと思ったのですがもしかしてバレンタインのこと?
確かに悪魔たちにとって世界が少し変わったかも(笑)
残る遺産は1つ、天使からの攻撃もなく順調に準備が進んでいる・・・・・・ように思えた矢先、
ラストで危険な自体が訪れます。次巻は久しぶりのバトル展開が来るのでしょうか?
そんな展開を予期しつつ、次巻でもg鈴乃がちびかまと呼ばれるのか気になる16巻でした。
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