思い描いた夢はいつしか・・・「NARUTOシカマル秘伝」
![]() | NARUTO ─ナルト─ シカマル秘伝 (JUMP j BOOKS) (2015/03/04) 岸本 斉史、矢野 隆 他 商品詳細を見る |
NARUTO秘伝の第2弾。
主役はシカマルです。会話の流れから恐らくTHE LASTよりも後の話だと思います。
なのでカカシも本作では六代目火影に就任しています。
そして、シカマルは木の葉だけでなく忍び連合のメンバーとしても重要なポジションの人間になっているようです。
本人が望む望まないに関わらず周囲の期待や結果を出してきた功績がシカマルの忍としての地位を上げていったようです。作中でも書かれていましたがシカマルの少年時代の夢ってそれなりにやっていければいいという平凡な人生を望んでいたんですよね。だけど、ナルトの影響を受けてかいつしかナルトが火影になった時の参謀になってナルトを支えることが夢になっています。
そんな今現在の夢が語られる中でカカシから呼び出され、サイから届いた手紙から黙(しじま)の国へ向かうことになります。昔ならめんどくさいとこは極力やりたがらないシカマルが自ら志願して臨む任務・・・・・・暗殺。
めんどくさいと言っていた男がいつしか色々な物を背負い込んでいってしまった姿。
シカマルが少年から大人として成長していく姿が書かれている作品。
大人になることで彼なりの決別と決意が書かれています。
あと、いのとサイの話も少しだけ書かれていて、今回の話を得て二人が結ばれるのかなと思われるシーンがあり、シカマルが主役ではありますがこの二人の話も短いながら、印象的でした。
そして、シカマルとテマリの繋がりも書かれており、忍界大戦を終えて二人の信頼関係が強くなっていること、互いを少しづつ意識している様子が書かれているように思えました。
任務は暗いものでしたが、後半は少年漫画らしく小説でもアクション満載に書かれていて面白かったです。
次の秘伝の主役はサクラ。
どのような話なのか、今から楽しみです。
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