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太宰から繋がる関係の6巻「ビブリア古書堂の事件手帖」

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
(2014/12/25)
三上 延

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5巻で田中敏雄からの脅迫めいた手紙で終わっていましたが、今回はその田中敏雄から違う晩年を探して欲しいという依頼を受けることになります。

正直、田中敏雄は何かしら序盤から仕掛けてくると思っていたのでこの展開は予想外でした。

そして、今回は田中敏雄から依頼された栞子が所持している晩年とはまた違う晩年を探すことになるのですがその晩年をめぐり太宰治という人間を追っているようにも思える話でした。6巻は○っと一冊太宰治本です。

その太宰の作品から五浦や栞子の祖父、祖母たちが様々な形で関わっていたことが判明していきます。

今回、一番印象に残ったのは田中敏雄でした。
古書を愛してやまない男ですが、田中家という自信が一人でもう近い身内もいないということに孤独感や悲しみのようなものを持っていたようにも感じます。

今回は晩年を探すという長編に関連した短編を盛り込まれたという感じの一冊だったと思います。

今回はプロローグとエピローグは物語の事後で栞子の母、智恵子はそのプロローグとエピローグにしか登場しませんが、やはり今回の顛末も見抜いていたような気がします。
そして、ラストにとんでもないヒントを五浦に投げかけ去っていきますが・・・

ラストで語った、智恵子の話とヒントから拾った事実を五浦は気づいてしまいます。栞子にも隠し通そうと誓いますが智恵子がその心情を利用しそうな気がしてならないですね。
智恵子がなにを目論んでいるのか未だによくわからないのとまだ、栞子に執着めいたものもあるように思えるんですよね。

次巻以降どのように影響するのかが気になるところ。

あとがきではあと1、2巻で完結するらしいので次の7巻で終わるのかも気になるところです。
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