失って初めて気付くなんて遅すぎる「透明人間の作り方」

透明人間の作り方 (少年チャンピオン・コミックス)透明人間の作り方 (少年チャンピオン・コミックス)
(2014/05/08)
増田 英二

商品詳細を見る

「実は私は」の増田先生の短期集中連載作品。
掲載が2010年らしいので4年前の作品がようやく単行本化されたみたいです。
「実は私は」から増田先生の作品を読み始めていたのでラブコメではないどころか終始シリアス路線だったので正反対にも感じるギャップが印象的でした。
帯には青春ドラマと書かれていますが正直ホラーっぽい感じがちょっとしました。
「実は私は」6巻と同時発売ですが作品は4年前、絵のタッチが違いますが実は私はとはまた違った表情が新鮮でした。

人口5000人程の島「囲江島」で退屈と思いながらも日常の日々を過ごす「斉藤真二」
携帯に「透明人間の作り方」と書かれたメールに返信をしてしまい、生活が変わっていきます。
透明人間といってもよくある姿が消える透明人間とは違い、このメールを返信することで起きる透明人間は
周囲から自身の存在が忘れられてしまうこと。

最初は真二が起こした問題が消え、次は人々から彼の存在していた記憶が消えていきます。
やがて過去の写真からも彼の存在は周囲の人たちから見えなくなります。
両親や彼にとって大切な人物「袖木 加奈」からも彼に関する記憶は消えていきます。
過去に撮影された写真ですら彼の姿は見えなくなります。消えるというよりはいなかったことになるという感じです。

そんな時に真二に声をかける人物「ミキ」。彼女もまた透明人間の一人。
そこに確かにいるけど気づいてもらえない透明人間。
透明人間になった真二と、透明人間になって絶望に陥っていく真二に島を出て新しい生活を望むミキ。真二を忘れていても、意識せずとも彼を待ち続ける加奈。
そんな3人の思いが交錯していきます。

その中でミキは真二の理解者になろうとしているのとは別に加奈に対して敵意を持っている表情がとても印象的でした。

ラストは雑誌には掲載されていない書きおろし2ページが当時の連載では描かれなかったその後がギュッと詰まっている感じでした。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
アニメ・コミック
424位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
少年向けコミック
101位
アクセスランキングを見る>>

現在の読者数

現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
月別アーカイブ
Pixiv投稿作品
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Amazon