自分との対峙・過去・現在(いま)への12~15巻

ホムンクルス 12 (ビッグコミックス)ホムンクルス 12 (ビッグコミックス)
(2010/02/27)
山本 英夫

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ホムンクルスの感想も今回で最後。
ホムンクルスが見えなくなってしまった名越は伊藤に穴を広げるように依頼しますが断られてしまい、トレパネーションの資料と穴を開けるための道具を黙って持っていき独学で学習します。そこで「穴を広げるよりも増やす方が安全」という資料を見つけ自分自身の手で頭に新しい穴を開けることを決意します。夜中の公園のトイレで全裸になり鏡越しに見る名越の顔はホムンクルスにとりつかれてしまったとしか言い様がないほど狂気に満ちている描写でした。伊藤にあらかじめ危険だから自分で穴を開けるセルフトレパネーションは行わないよう注意されていたにも関わらず行います。

そして、再びホムンクルスが見えるようになった彼の笑は悪魔みたいな顔になっていました。中々怖いです。
そこから名越が外資系金融に勤めていた頃にあっていた女に再会し彼女をブサイクだけど人の心が見える元カノ「ななこ」と確信し彼女のホムンクルスと向かい合っていきます。
実際は別人で彼女もまた、名越と似たような経緯で整形をした人間。似たような経緯があったから名越は彼女に対してホムンクルスが見えていたんだと思いました。

そうしてななこと思い込んだ女と関わっていくうちに彼女にも自分を見てもらおうとし、彼女の頭に穴を開けます。彼女にもトレパネーションを行ってしまうんですけど正直、素人に頭蓋骨に穴を開けさせるっていうのはもう彼女も正気な状態ではない気がしてしまいます。
穴を開け彼女とSEXに行事ているうちに相手の姿が自分自身に見えてきます。相手も自分自身の姿が見えてきます。トレパネーションは一応成功したようですが、素人が行ったトレパネーションです・・・出血が完全に止まった訳ではなかったようで・・・・・・

しかし、彼女との会話の中でななこの顔と自分の過去の顔を思い出す名越がいましたが、ななこ・・・・・・ビックリするぐらいブスでした。なんというか漫画だから実はそんなに・・・って思っていたのですが、出来うる限り見た目悪くしようという意図があるようにしか思えません。歯並びまでひどかったです。でも結局ななこと会うことはありません。

そして、最後は1年後まで時間が進み、車上で生活している名越を伊藤が探し出していましたがどうやら名越は行方をくらませていたようでその姿は以前とはまるで違っていました。ちなみに伊藤もまるで別人というぐらい外見を女装で身を包んでいましたが名越は1年の間にさらに2つ穴を開けていました。最後までトレパネーションにとりつかれていた名越に伊藤はひたすら謝罪します。もはや外見ではなく中身がまるで別人に取れる名越。そのきっかけとなったトレパネーションを依頼した伊藤はもうひたすら謝るしかなかっただろうなと思わせるシーンでした。

最後は名越の車へ刑事がやってきて刑事たちを自分として捉えた名越、車の中で泣き崩れる伊藤。笑顔で刑事に向かっていき物語は終わります。
刑事に向かっていく名越の姿はもはや自分が何をやってしまったのかも気づいていないほど思考は正常ではない状態だったと感じました。眼帯で右目を隠し常にホムンクルスが見える状態にしていたのも落ち着いた表情とは別に異常性のある最後だったと思います。

トレパネーションという題材だけでここまで話を広げたのは只々凄いと思いつつ、最後まで楽しめました。
というわけでホムンクルス感想、おしまい!!
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