

11巻のラストでヒメが大人気になる・・・・・・と語れていたため本作はヒメ中心の話かと思いきや今回は鋭太のハーレムが話の軸になっています。
ヒメが突然、他校の男子に告白されるという話を千和から聞かされる鋭太。
鋭太の動揺っぷりは半端じゃありません(笑)
何故、彼はヒメが相手の時だけおかしくなるのか、それを真涼に指摘されてしまいます。
恋愛アンチと言っておきながらヒメに対してだけ恋愛脳であると言われてしまう鋭太。
結局、そんな指摘をされてもヒメに対する反応が変わる訳ではないようですが(笑)
そして、ヒメが他校の男子に告白されたことにより鋭太のハーレム計画も他校の知れ渡ってしまいます。
そんな中、学園祭と修学旅行の行き先について鋭太の生徒会長としての初仕事が始まります。
自愛乙のメンバーがそれぞれの仕事をこなす中、真涼は大人気になったヒメをさらに盛り上げようとしてヒメのクラスで行う学園祭の催し竹取物語をあの手この手で盛り上げていきます。
色々と頭を悩ますことが多い気がする鋭太ですが彼はヒメと愛衣から自演乙以外のメンバーと付き合う=「ハーレムに入れる」場合は鋭太の元から離れると告げられています。ハーレムを勧められていた鋭太ですがそれは悪魔でも自演乙メンバーの中で・・・ということですね。
それでも生徒会長としてやるべきことはやらなければいけない鋭太。
修学旅行の行き先も決めます・・・が、その行き先に納得がいかない生徒やハーレムに対して納得のいかない人間が学園祭で行動を起こします。
それにはヒメが告白されていた件も含まれているため、彼女に迷惑をかけまいと奮闘。
彼らにハーレムに対する自分の思いを告げます。
ハーレムを築くと宣言したあとも恋愛アンチとして生きていくこと、ハーレムを築いたあとでもヒメたちが離れた時にはそれをとめない、彼女たち以外の人間に嫌われても構わない・・・・・・決意を告げます。
ですがそんなハーレムに亀裂が入れる人物が鋭太に告白します。
カオルです。
鋭太の親友であるカオルですが鋭太と違って親友以上の関係でありたいというのが見え隠れしていたカオル。
そんな彼が鋭太のハーレムに入れろと鋭太に言います・・・が、ヒメと愛衣からは自演乙メンバー以外の人間をハーレムに入れた場合は彼の元から離れると告げられているうえに親友としてみていた相手からの告白。
相談できる相手もなく、誰かに知られる訳にもいかず・・・特に真那に知られてしまったらどうなるかわかりません。
一方でパチレモン復活への道が順調な真涼。
竹取物語も成功して順調なようですが、そんな彼女にもピンチが訪れます。
今後もパチレモンを復活させるためにヒメに活躍して欲しい真涼。
条件付きで承諾するヒメですが、その条件は真涼にとっては衝撃でした。
13巻では修学旅行が描かれる気がしますがヒメが提示した条件に真涼がどう答えるか気になる所です。
とはいえ、カオルの今後の行動もとても気になる12巻でした。